過去最高のタイ進出ブーム?

どうもこんにちは!!

先週からバンコクは涼しい風が吹いています。夜なんかは涼しさを通り越して肌寒いです。

日本の秋の入り口ぐらいに近い雰囲気でしょうか。

座っているだけで汗がダラダラ流れてくるようないつものバンコクの熱気とは違い、本当に過ごし易いですね。

SUK Livingの石田都士磨です。

昨日も話題に上げました、昨今世界中のメディアを騒がせているタイ反政府デモですが、現地に住んでいる者としては不思議に感じる程に、経済にさほど大きな影響を与えているようには見えません。

進出している日系企業は普段と同じように安全に経済活動を行っており、それどころか、タイに進出してくる日系企業は急増しているようです。

戦後何回か日系企業のタイ進出ブームが訪れていますが、近年のそれは過去最大のブームと言えるかもしれません。

その最も大きな要因は、アベノミクスの効果が徐々に現れているとはいえ、未だに不景気を脱出することの出来ない日本の国内事情でしょう。

景気より何より、日本国内のどこか、見通しが立たない不安な現況と、年々景気が向上し未だ頂を迎える様子の無いタイ国内、引いては東南アジア圏のイケイケの現況を比較した時に、どうしても魅力的に見えるからでしょう。

自動車や電子・電気などの製造業は、最早お馴染みのタイ国内の日系急成長分野ですが、それに伴ってタイへ長期滞在する日本人が急増し、飲食、サービス業、IT分野でも活発な進出が見られます。

今年からとうとう消費税増税も実施され、日本国内の更なる景気低迷が心配され、各企業のタイ進出に拍車が掛かるかもしれません。

とはいえ、どうしてタイ進出なんでしょうか。

その大きな理由の1つが、2015年のアセアン10カ国の共同体設立です。言葉の響きは、ヨーロッパ諸国の共同体EUを思わせあますが、起ころうとしていることは、まさに東南アジア版EUです。

共同体域内の関税を撤廃して貿易や投資を自由化しようというものです。しかも、人口6億人の経済圏だけを見ればEUをも上回る規模です。タイはその共同体の中心になる国です。東南アジア進出を果たすにはタイを入り口にするのが最も入り易いという訳です。

また、相変わらず不安定な要素の多い中国への投資から、東南アジアの中心タイへの投資へ乗り換える企業も多いです。

そんな風に企業の進出が激しいタイですから、当然バンコク都内だけではあらゆるキャパシティーを超えてしまいます。地方にだって進出する必要がある、と。

そこで昨今バンコク都内の交通網の整備はもちろん、更に地方への整備が急ピッチで進められています。

チェンマイやパタヤに通じる交通網を整備し、車が無くてもスムーズに移動できる手段が充実することでしょう。

何とも、夢のような話です。

20年程前にバンコクを訪れた日本人の方は皆、口を揃えてバンコク都内の発展ぶりに驚きます。

それどころかほんの4年前にバンコクを訪れた友人でさえ、この数年での変貌ぶりに驚きを隠せないでいました。

今後5年、10年後にはタイの路線網は一体どんな発展を遂げるのでしょうか。

反政府デモも鑑みて、もしかしたらタイは時代の大きな転換点の只中にいるのかもしれません。

時代の変わり目、国が大きく成長しようとしている最中に、まさにその現場で日々の生活を自分はしているのかと思うと、日常感じる感覚がまた違ってきます。

本日はちょっと堅苦しい内容になってしまいました。

また明日お会いしましょう!!

今日もご覧頂きましてありがとうございました^^

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