スクンビット49の家賃相場はいくらなの?お部屋タイプ別に調べてみた

【完全網羅】スクンビット39の本当の賃貸価格を解説、あなたは大丈夫?

はじめに

こんにちは、スックリビングの折笠です。

タイ・バンコクで日本人が住みやすいエリアとして名前があがるのがアソーク東側からエカマイ周辺までのスクンビットエリアと呼ばれる地域です。
しかし範囲が広い為、エリア内で特に人気のエリアはどこなのか?家賃相場はいくら位なのか?生活する上での不便さはないか?など、土地勘のない方にとっては疑問がいっぱいではないでしょうか。
今回はスクンビットエリアの中でも特に利便性が高くて便利なスクンビット49というエリアの特徴や家賃相場についてご紹介していきます。

こちらの記事はタイ、バンコクの不動産会社スックリビングの公式ブログです。

スクンビット49はどんなエリア?

スクンビット49は日本人の多く住むスクンビットエリアの中でも中心的なエリアです。
通りには日本人専用病棟のあるサミティベート病院や、日本の食材を多く取り扱うスーパーや商店、日本食レストランなどが多数あり、まさに日本人と共に発展してきたエリアと言えます。
プロンポン方面にもエカマイ方面にも通り抜けしやすい道の造りになっている為、昔からスクンビットの中でも人気のエリアのひとつです。
インターナショナルスクールや日本人の先生がいる学習塾、幼稚園などへもアクセスしやすいので、単身からご家族連れまでどの世帯にもおすすめできるエリアと言えるでしょう。
ただし、通りの利便性が高いが故に、朝晩の通勤・通学ラッシュ時は渋滞しやすい通りとしても知られています。
歩道のない道をバイクが勢いよく走る姿にもよく出くわす通りですので、小さなお子様を連れて歩いたりする際は気を付けたいところです。

スクンビット49の物件の特徴

前述の通りスクンビット49は日本人にとって住みやすい環境が整っているのですが、昔から日本人居住エリアとして栄えていたので、築年数が経過した物件が多いため、家賃は比較的リーズナブルな傾向にあります。
しかし駅近くの物件や2、3年以内に建った築浅物件などの人気物件は市場相応の価格となっているので、その差に開きがございます。
駅からの距離や築年数にこだわらず広くて安めのお部屋をお探しの場合は選択肢の多いエリアと言えるでしょう。
また、単身者よりもご家族で赴任してくる方に選ばれることが多いエリアの為、お部屋タイプはコンパクトなスタジオタイプや1ベッドよりも2ベッド以上や、1ベッドでも広めの間取りになっているものが多いです。

2つのお部屋タイプ別に家賃相場を調べてみた!

前述の通り、スクンビット49のエリア内は家族向けの物件が多い為、広めの1ベッドや2ベッド以上が人気です。
それぞれの間取りの家賃相場について、コンドミニアム・アパート・サービスアパートの3パターンに分けて調べてみました。

1ベッドルーム

1ベッドルームとは日本で言う1LDKのタイプのお部屋です。
1人暮らしからご夫婦での二人暮らし世帯に人気があります。
物件タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 35-70㎡ 30,000バーツ
アパート 45-83㎡ 35,000バーツ
サービスアパート 40-75㎡ 55,000バーツ
コンドミニアムやアパートの相場は日本円で99,000~115,500円前後となりますが、安い物件を探せば15,000バーツ(49,500円)程で広めの1ベッドルームもございます。
2ベッドルーム以上のニーズが高い為、単身向けのコンパクトな1ベッドルームは選択肢が少なく、若干ですが割高になる傾向がございます。

2ベッドルーム

2ベッドルームは日本で言う2LDKのタイプのお部屋です。
1人暮らしでこちらのタイプに住まわれている方もいらっしゃいますが、どちらかと言うとご夫婦での2人暮らし以上の世帯が住まわれている確率の方が高いと言えるでしょう。
ベッドルームが2つあるだけではなく、バスやトイレも2つあるお部屋が多いというのが日本の2LDKとは異なる特徴です。
物件タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 60-140㎡ 50,000バーツ
アパート 75-130㎡ 45,000バーツ
サービスアパート 75-170㎡ 70,000バーツ
コンドミニアムやアパートの相場は日本円で148,500~165,000円前後となりますが、安い物件を探せば25,000バーツ(82,500円)程で借りられるコンドミニアムもございます。
前述の1ベッドルームの1.5~2倍以上のお部屋が多いですが、家賃はそこまで上がらない印象があり、平米辺りの価格を考えると1ベッドルームよりもお得感を得られるでしょう。
サービスアパートの家賃も1ベッドルームに比べると割安感がありますので、同じ平米数であれば家賃が安くなる傾向がある2ベッドルームの方が人気です。
しかし中には2ベッドルームよりも同じ平米数の広めの1ベッドルームの方が良いという方もいらっしゃるので、一概に2ベッドの方が良いとは言い切れません。ご自身とご家族の生活スタイルを考慮し検討する事をおすすめします。

スクンビット49に多いファシリティとは?

お部屋の広さや価格帯はもちろんの事、物件のファシリティ(施設内の共有設備)についても気になるところ。
今回はご協力いただいた30軒の物件を対象にファシリティに関する調査も行いました。
まず、30軒全てについていたファシリティがスイミングプールとフィットネスジムです。
こちらの2つのファシリティは、外国人が住むレベルの物件であればほぼ全ての物件に用意されていると言っても過言ではないでしょう。
プールに関しては、子供向けの浅いプールやジャグジー付き、本格的に泳げる25mプールなどサイズ感や特徴も様々でした。
次に多いファシリティはサウナが73%、子供の遊び場が67%と続きます。家族向けの大きなお部屋が多い物件は子供の遊び場が広々と充実しているケースが多いです。
そして、約60%の物件に車やトゥクトゥクでの送迎サービスが付いていますが、こちらは駅から距離のある物件に特に付帯しているファシリティとなります。
その他にゴルフの練習場や屋上ガーデンなどの施設が多く見られましたが、築年数15年以上の古めの物件だと、フットサルコートやテニスコートなど、広々した敷地を活かした贅沢な設備もありました。

おわりに

今回はスクンビット49にある賃貸物件の特徴や家賃相場についてご紹介しました。
筆者の個人的な意見ですが、スーパーや商店などを利用して簡単に日本食材やお惣菜が手に入る点や、日本語対応の大きな病院がある点などを考慮すると、スクンビット49以上に生活がしやすい通りはないのではないかと思います。ですので、初めてタイで生活をする方には特におすすめしたいエリアのひとつです。
スクンビットエリアの家賃は総じて、日本とはあまり変わらない価格帯と言われていますが、お部屋の広さやファシリティの充実度、そして周辺環境の良さなどを加味すると日本で同条件の物件に比べると割安感があるのではないかと思います。
また、タイの物件は住みながらお部屋の中の色々な不具合を直して快適にしていくという傾向がございますので、築浅や新築の物件の方が良いとも言えないのが正直なところ。
そのような点も加味すると、少し築年数の経過した価格帯が安めの物件も選択肢に入って来るのではないかと思います。
ご自身やご家族の住まいに対する優先順位や生活スタイルを考慮し、よりご自身に合ったお部屋が見つかると良いですね!
※1バーツ=3.3円で計算