タイにいる日本人はどういったところに住んでるの?タイプ別に調べてみた

タイにいる日本人はどういったところに住んでるの?タイプ別に調べてみた

はじめに

こんにちは、スックリビングの折笠です。

約8万人の日本人が住んでいるタイには駐在員や現地採用、経営者、学生、定年退職済みの方など様々なタイプの日本人が住んでいます。
中でも首都バンコクには日本人向けの飲食店や娯楽施設、商店などが揃っており、日本人が住みやすい環境が整っているエリアがある程です。
それだけ多くの日本人たちはいったいどんなところに住んでいるのでしょうか。
今回はタイに住む日本人が住んでいるお部屋について、タイプ別に調べてみました。

こちらの記事はタイ、バンコクの不動産会社スックリビングの公式ブログです。

タイにいる日本人が住んでいるお部屋のタイプは3つ

タイにいる日本人はどういったところに住んでるの?タイプ別に調べてみた

タイに住む多くの日本人は概ね下記3つのタイプのいずれかに住んでいると言っていいでしょう。
1.コンドミニアム
2.アパート
3.サービスアパート
他にもムーバーンという集合住宅のような所や一軒家を借りて住んでいる方もいますが少数派ですので今回は除外します。

上記3つのタイプはどれも日本で言うマンションやホテルのような感じなのですが、その違いは何なのでしょうか。
以下で各タイプの特徴についてご紹介します。

1.コンドミニアム

コンドミニアムは日本のマンションのような建物なのですが、一室ごとに異なるオーナーがいて、そのオーナーが所有する物件を直接契約するタイプのお部屋です。
部屋ごとにオーナーが違うので、同じ間取りのお部屋でも内装や備え付けの家具、一か月あたりの家賃が異なる事が特徴です。
住みたいコンドミニアムが見つかったなら、同じコンドミニアム内で複数の部屋を内見させてもらい、家賃交渉の材料に使うのも一つの方法です。
オーナーさんとの交渉次第でとってもお得に物件を借りられたり、家電をサービスしてもらえる可能性がある事がメリットですが、複数の物件を見たい場合は各オーナーさんにそれぞれアポを取らなければいけない事や家電の故障や水漏れなど、何かトラブルが発生するたびにオーナーさんに連絡して対応を仰がなければいけないのが少し面倒かもしれません。
入居中および退去時にオーナーさんとお金のことで揉めたという話もよく耳にするので、コンドミニアムに住む場合はオーナーさんの人柄も決め手のひとつになるでしょう。

2.アパート

アパートは一棟に対して1人のオーナーがいて、全てのお部屋を一括して管理している物件です。こちらの仕組みの方が日本の賃貸スタイルに似ているので馴染みやすいかもしれません。
一括管理の為、同じ広さ・間取りであれば同じ家賃設定になっている場合が多いです。
一括管理でコストが削減できるのかどうなのかは定かではありませんが、同程度の間取りや立地の場合はコンドミニアムに比べて家賃が安い傾向にあります。
また、家賃・光熱費関係・場合によってはインターネット代まですべてアパートの管理人室で支払うことが出来るのが簡単で楽なのですが、コンドミニアムに比べて電気代や水道代が高く請求されているケースをよく見聞きします。
しかし、何かトラブルが起きた時の対応も全て管理人室で対応可能で、日本人向けのアパートなら日本語対応ができるスタッフがいる場合もありますので、光熱費の割高感を除けばコンドミニアムよりもストレスなく生活ができると言えるでしょう。

3.サービスアパート

サービスアパートとは、ホテルの特徴を持っている賃貸物件です。
他のタイプと同様に家具付きの物件であるだけでなく、食器やカトラリーなどのこまごまとした物品も予め準備されている為、入居したその日からすぐに新生活を始められます。
清掃サービスやリネンの交換、物件によっては24時間対応のコンシェルジュサービスといったホテルさながらのサービスが付いているのも特徴のひとつと言えるでしょう。
サービスが充実している分、前述のコンドミニアムやアパートに比べると家賃が高くなるのがデメリットです。
忙しくて家事をする暇が取れなさそうな単身者には特におすすめのタイプと言えるでしょう。

3つのタイプに共通するタイの賃貸物件の特徴

タイにいる日本人はどういったところに住んでるの?タイプ別に調べてみた

タイで日本人が住むお部屋のタイプは前述の3タイプですが、全てに共通する特徴も色々とあります。
代表的なものは以下の3点。
・家具家電がついている
・ファシリティが充実している
・駅から遠い場合は送迎サービスがある
詳しく解説していきましょう。

家具家電がついている

タイの賃貸住宅で外国人が住むクラスのお部屋は基本的な家具家電が予め設置されていることがデフォルトです。
ほとんどの物件に設置されているものとしては、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、ベッド、ソファ、ダイニングテーブル、電子レンジあたりでしょうか。
その他に乾燥機やオーブン、電気ケトルや掃除機などがついているお部屋もあります。
もちろんトイレットペーパーや洗剤などの日用品は買い足さなければいけませんが、慣れない土地で家具家電の購入に奔走する必要が無いというのはとても気が楽ですよね。
ただし、築年数の経過したお部屋の場合は家具家電の老朽化も進んでいることがあります。
内見時または契約時には付属の家具家電の動作確認や欠損部分の確認などを忘れずにおこないましょう。

ファシリティが充実している

日本のテレビでもよく取り上げられますが、タイの物件の多くはファシリティ(館内の共有施設)が充実しています。
プールとジムは基本中の基本で、この2点は家賃30,000円クラスの物件でも当たり前のように付いているといっても過言ではないでしょう。
物件の敷地面積やランクにもよりますが、子供の遊び場やサウナ、ゴルフ練習場あたりはついている物件が多いです。
参考までに家賃45,000円前後でプール、ジム2か所、子供の遊び場、サウナ、スーパーマーケット、カフェ、屋上庭園、コワーキングスペースがファシリティとしてある物件などもあります。
ただ、初めてのタイ生活の場合はこれらのファシリティの充実度も重要視してしまいがちですが、重要視した割に意外と使う機会がないと答える方も多いです。

駅から遠い場合は送迎サービスがある

家賃が安く、上記のようなファシリティが充実している物件は多いのですが、やはり駅から徒歩10分圏内など好立地の物件の家賃は東京と変わらないくらいの価格帯になります。
そのためどうしても安くて良い物件は駅から離れた場所になってしまいがちなのですが、駅から距離のある物件の場合はトゥクトゥクや送迎用のバンで最寄り駅や通りの入り口までの送迎サービスがある場合がほとんどです。
送迎サービスの内容は物件によって違いがあり、物件から駅までの片道のみ対応している場合や、利用可能時間が日中のみの場合など様々ですので、使いたいと思ったタイミングで効率よく使えないという不便さを感じる場合もあります。
送迎サービスを利用しないと駅やデパートなどへのアクセスが難しい物件を検討中の方は、サービスの内容を詳しく確認しておくことをおすすめします。

おわりに

この記事では日本人が住んでいるお部屋について、タイプ別にご紹介しました。
住む場所を探す事はタイ生活を始める最初の一歩ですので、ご自身の生活スタイルやお部屋選びで重要視する事を予め把握しておいてからお部屋選びを行うのが良いでしょう。
ただ、タイは家具家電付きのため日本に比べて引っ越しの際の労力があまりかかりませんので、あまり気張らず直感的に選んでみるのもひとつの方法かもしれません。
タイで複数のタイプの物件に住んだ事のある筆者が感じる事としては、どんなタイプの物件に住んでいても、管理室のスタッフや入り口のガードマン、施設内をお掃除してくれるメイドなどは皆住人に優しく困った時に助けてくれる方がほとんどです。
色々なお部屋を見てみて、これだ!と思う物件に出会えると良いですね!